ブレザーの雑記ノート

一応大学生no旅行記だったり持論だったり。

JRのネット予約を考える③

さて、おばんです。お久しぶりでございます。

履修登録ミスったり何なりで新学期が始まったブレザーです。

みんな気になる履修登録の話は今度気が向いたらしたいと思います。

JRの資本関係

さあ早速本題に戻りたいと思います。

と、タイトルに書いたこれ、この記事をご覧の皆様方はJR各社にほぼ資本関係がないことはご存知かと思います。(実際には2016年のJR九州上場からちょこっとだけ持ち合っていて、現在では2%未満の範囲で各社持ち合ってます。)こんなあたりまえ体操な話をするなとお怒りの皆さん、まあ落ち着いてください。これが世間の一般常識かというとまあ違うわけです。

国鉄が分割民営化されてから現在まで、各社はサービスレベルを低下させないという方針でやってきました。なので東北でも会社が違う東海道新幹線のきっぷも買えますし、東京にいても鹿児島の田舎の無人駅間のきっぷを買うこともできるのです。(ここでは旅客営業規則20条の他乗代云々は置いときますよ。)でもこれって不思議な話じゃないですか。イオンのトップバリューの商品はヨーカドーでは買えないし、セブンの金のハンバーグはイオンでは買えないでしょ。でもJRはできるんです。だから意外とJR各社がグループ企業で、同じ会社だと思っている人は多いです。にもかかわらずネット予約に話が変わるとあれはできない、これはできない、同じ駅でも西口なら受け取れるのに東口は受け取れないとか制限が多い。普通の人にしてみりゃどっちがJR○日本かなんて知ったこっちゃないんですよ。みどりの窓口はどっちもみどりの窓口なんです。実際ネット予約絡まなければほぼ同じことできるしね。(普通の人は意味のない連絡乗車券なんて買いませんからね‼︎)

私もついこの間まで三菱商事三菱鉛筆って同じグループ企業だと思ってました。そう思ってた人、怒らないから手を挙げなさい。ほら、いっぱいいるでしょ。自分の興味が及ばない分野の知識ってそんなもんなんです。

現状をまとめてみる

そんなところで現状をまとめてみたいと思います。

EX予約は新幹線専用なんでおいておきます。問題は乱立する「えきねっと」「e5489」「JR九州ネット予約」です。

  北海道 東日本 東海 西日本 四国 九州
えきねっと   ▲   (受取主要駅のみ)   ▲   (受取北陸のみ) × ×
e5489 ×   ○   (受取首都圏のみ)
九州ネット予約 × × × ×

大雑把に特典(受取前は3ヶ月以内なら変更無制限)があるかと受け取れるかを区別しました。えきねっとのきっぷは来春からJR東海でも受け取れるようになるようですので、それは反映させてあります。○は特典もあるし、受取も可能、▲は特典はないけど受取は可能、×は両方不可、全く対応なしです。

まず、とりあえず言えるのは九州ネット予約はe5489に統合しようよってところですね。現状でも九州ネット予約で買えるけどe5489では買えませんってのはJR九州の企画乗車券(ネット限定のやっすいきっぷとか)くらいですよ。同じスキームで西日本がe5489で発売してますから、その気になれば対応できるはずです。

で、問題はえきねっととe5489。できたらとっくにしてるんでしょうけどマジで早く統合してください。北陸新幹線が乗り入れている関係でしょうけど、e5489はなんと東日本完結のきっぷさえ特典付きにしてるんですよ。もうそうするとえきねっとって北海道の列車以外使い道がなくなるんですよ。なのに得ダ値なんかはえきねっとしかだめ。その度に両方を使わないといけないのは鉄オタ以外には高度すぎます。本当はマルスを統括しているJRシステムが何かまとめたネット予約システムを作ればいいんでしょうけど、そうしたらそれはそれで各社また別のシステムを作って囲い込むんだろうなあとは予想しています。

とはいえですね、これまでいわば殿様商売だったJRもこのコロナ禍で散々な被害を喰らっています。言い換えてみれば通勤が無くなった人にとっては、特に用がなければ乗らなくなってしまったんですよ。

30年前じゃありませんから世間には色々な移動手段があります。東京から高速バスに乗れば2000円で大阪まで行けます。LCCに乗れば5000円で札幌までも行けちゃいます。そういう時代です。鉄道会社各社さんもできるだけ乗ってもらえるような施策を。もちろん今何もしてないとは思いません。JR西日本はウエスト銀河エクスプレスを走らせ始めましたし、JR東海は面白そうな急行列車がどんどん走るようになってきました。JR東日本は各地のSLなんかも大人気です。少し逸れますが、鳥塚社長率いるえちごトキめき鉄道D51を転車台に乗せたり、国鉄型急行を走らせたり、いろんなことをしています。その取り組みの一つとして、予約しやすいシステム作りというのは重要ではないでしょうか。2稿前のえきねっと批判でも述べましたが、料金体系が意味不明な上に予約しようとするとごちゃごちゃ注意書きが出てくる。駅に行けばこの窓口では受け取れない。これでは決して親切なシステムとはいえないでしょう。

時々鳥塚社長のブログを拝見しております。こんな記事がありました。

国鉄のサービス | えちごトキめき鉄道社長(いすみ鉄道前社長) 鳥塚亮の地域を元気にするブログ

発車の2時間前に入線し、乗れるというサービスを取り上げていらっしゃいます。現在の削減された人員でこれをやれというのは無理だろうと私は思いますが、もう少しネット予約を親切なサービスにするというのは、旅客を確保する上でも必要なサービスではないのでしょうか。

おそらく、来春からえきねっとJR東海で受け取れるようになるのは、去年から各社の株の保有割合が上がったことが起因しているのではないかと推察しています。これをきっかけにぜひ将来的にえきねっととe5489も統合していただければ、JR各社の旅客確保に多少なりともつながると思いますし、交通機関の発展は国益につながるのではないかと考えています。

さいごに

ごちゃごちゃと持論を展開しましたが、最後に現状で私のおすすめする使い分けをご紹介して終わりたいと思います。

まずえきねっと。前述の通り、正直とくダ値を使う場合、チケットレスを使う場合とJR北海道を使う場合以外はメリットがほぼありません。値段が高い切符を買うのならばJREポイントが貯まりますが、びゅうカードを持っている方でないとそんなにメリットにはならないんじゃないかと思います。

関東にお住まいなら券売機で受け取れますので、e5489がおすすめです。予約のUIが旧えきねっとに似ていて使いやすいです。東日本相互の特急券なんかも特典付きなので、不便にはならないと思います。

九州のネット予約. . .これは使わないといけない時が来るまで放っておいていいと思います。

 

それじゃあごちゃごちゃ書きすぎて20ツイート分くらいの字数になっちゃいましたが、終わりにしようと思います。誤字があったらすみません。次回からは適当に旅行記でもまとめたいと思います。

それでは鳥塚社長との2ショットでお別れです〜

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えちトキ鳥塚社長(左)と筆者(右)